台北到着の夜におすすめの小籠包とスイーツ
台北には美味しい小籠包が沢山あるけれど、わたしが今「あ〜、あの小籠包食べたい!」と思うのは通化街にある「正好鮮肉小籠湯包」。
「湯包」だけあって薄ーい皮のなかに肉汁がたっぷり。うっかりすると箸で皮をやぶってしまい、肉汁がー!もったいなーい!ってなるくらい。本店は宜蘭にあるらしく、宜蘭名産の葱をふんだんに使っているのが特長。籠じゃなくてお皿にどさっとのっているあたりもざっくりとしていていい。そしてたまらなく美味しい。
通化夜市のある大きな通りから仲通りに入ったところにある小さなお店。店先で次々と小籠包を作っている。地元感漂うお店で夜行くと周りがちょっと薄暗いので、慣れないと入るの躊躇しちゃうかも。でもメニューが小籠包(90元)と酸辣湯(35元)しかないので注文は簡単。
この酸辣湯もとても食欲をそそる味。わたしたちが行った時は2月で寒かったのもあり、身体が温まって助かった。
もう一皿軽くいけそうだったけど、一人一皿で我慢。
小籠包食べた後は通化街にある愛玉と仙草ゼリーのお店「愛玉之夢遊仙草」 で食後のスイーツをいただく。
阿里山で採れた質のいい「愛玉」を使い、「仙草ゼリー」も全て手作りだとか。人気店ということで、行ったのは21時すぎだったけれど老若男女、幅広い世代のお客さんで賑わっていた。なんとここ、深夜3時まで営業しているらしい。
わたしは愛玉に芋圓、小豆、白玉やタピオカなどを入れた「愛玉綜合冰(50元)」を頼んだ。
愛玉もつるっと美味しく、白玉やタピオカのQQ感がたまらない。 (もちもちと弾力ある食感のことを台湾ではQQっていう。看板とかでQQってあったらたいていタピオカとかそんなのが入っていたりする)
台湾はこういうヘルシーなスイーツがいっぱいあるところが好き。夜遅く食べても胃に優しい感じがする。
ちなみに店内のイートインスペースは座席少なくて、歩道側にある丸イスに座って食べた。台北到着の夜に行ったので、なんかそんなざっくりした感じを含めて、あぁ台湾来たぁってしみじみ嬉しく感じた夜でした。
どちらも営業時間が遅くまでなので、台北に夜到着した日にオススメのコースです。
■「正好鮮肉小籠湯包」
台北市通化街57巷6号
営業時間:17:00-24:30
■「愛玉之夢遊仙草」
台北市通化街56号
営業時間:12:00~深夜3:00
「北投青磺名湯」は24時間青湯が楽しめる
北投には午後に着き、翌日13時頃の便で帰国予定だったのであまりゆっくりとあちこち行けなかったのだけれど、宿の女の子に帰国日の朝でも行けそうな温泉を教えてもらい朝8時起きで行って来た。
MRT北投駅から徒歩5分ほどのビルの中にある「北投青磺名湯」。ここはなんと24時間営業で年中無休。1階に大浴場、2階に貸切個室がある。個室は大きさなどの違いで3タイプあり、私たちは旅の最終日ってこともあって一番広くて一室しかない「儷水坊」にしました。料金は450元、部屋料金なので、二人だと日本円で1人760円くらい。しかもドクターフィッシュ30分付き。
2012年末にリニューアルしたとのことで館内はキレイな感じ。
浴槽は二人でも十分広くて快適。お湯は自分で温度調整して入れる仕組み。前回紹介した「瀧乃湯」などと同じ青湯(青磺泉)なので強酸性ですが、全然ピリピリしなかった。「瀧乃湯」の強烈な酸性で肌が慣れちゃったのかなー。
個室内にシャワーもちゃんとついています。身体洗えるけど、あまりごしごしと皮脂落としてしまうと酸性のお湯がしみて痛いかも?
個室をでると目の前にドライヤースペースあり。有料です。平日の早朝だからか個室フロアには私たち以外お客さんいなくて、ゆったりと過ごせました。1階の大浴場は地元のお客さんで大賑わいだったから、個室で正解だったかも。「瀧乃湯」も「千禧湯」も日本人にとってはいつもの温泉とは違うからちょっとハードルがあるけれど、ここが今回行った中では一番いつもの温泉感覚で入りやすかったな。
お湯を楽しんだあとはドクターフィッシュタイム。
ドクターフィッシュ初めてだったけれど、感触がおもしろくてほかにお客さんいないことをいいことにきゃーきゃー騒いじゃった。でも前日から酸性湯にたくさん入ったおかげか?思ったより魚さんの食いつきが悪かったです。
温泉を1時間ほど楽しんだ後は宿に戻って朝食食べ、タクシーで桃園空港へ。朝から温泉入ったおかげで旅の疲れもあまりなく、身も心も軽くなり最高でした。
北投泊で少しでも時間あれば、アクセスも便利な「北投青磺名湯」 でさっぱりしてからの帰国、オススメです!
24時間営業
北投温泉「千禧湯」はファミリーにもおすすめの露天風呂
「瀧乃湯」のすぐ近くにある北投親水公園内に露天風呂「千禧湯」がある。
ここは水着着用で混浴の露天風呂。
ここも強酸性の温泉だから、一回の入浴は5分、15分以上の入浴はしないように!って注意書きがありました。
中の写真は撮っていないのだけど、斜面にそって3つの石造りの露天風呂があり、一番上から下に行くほど温度が低くなる。一番上段はそうとう熱いみたいで、管理の人が「ここは熱いからまだ入らないように!」って言っていたので、みんな中段と下段に入っていた。
最下段はちょっとぬるいくらいなので、子供たちが沢山入っていた。温泉の国台湾の人たちは入浴マナーにも厳しいようで、ふざけて泳いでいた子供を近くにいたおじさんがめっちゃ注意していたのが印象的。
ぬるいといっても酸性温泉だからか、お湯からあがったらけっこうぽかぽかしている。強酸性だけれど、「瀧乃湯」で痛いくらいの強めの温泉入った直後だからか、ピリッともしなくてとても入りやすかった。温度も3種あるし、公園内で開放感あるし、何より混浴なので家族みんなで楽しめる温泉だなぁと思った。
露天風呂の手前のほうに更衣室やシャワーブースがずらっと並んでいて、そこで水着に着替えたりするのだけれど、シャワーブースのなかはフックがひとつあるくらい、それもシャワーの水がかかってしまうくらい狭かったのでもっと濡れても大丈夫な袋とかを持っていけばよかったなと思った(布のトートバッグに水がかからないようにめっちゃ気を使った)。あと、濡れた足でも歩きやすいようにビーチサンダルは絶対あったほうがいい!ちなみにシャワーブースはお湯でるところは数カ所だけで有料、コイン入れて使うタイプになっていた。気づかなかったからかなり冷たい水でシャワー浴びちゃった。
温泉のある親水公園内はほかにも見どころがたくさん。
「世界で最も美しい公立図書館ベスト25」に選ばれたことのある美しい木造の図書館、台北市立図書館北投分館。
ここはトイレなどに雨水を利用していたり、電気はソーラーだったりエコシステムを利用しているのでも有名。中に入りたかったけど、時間がなく断念・・・次はぜひ中も見てみたいな。
公園の端の方にはもくもくと煙が湧き出る地獄谷もあったり、本当に温泉の街なんだなぁって実感。
台北市内からMRTで40分くらいでこんな良質な温泉や文化的な施設があるのって、本当に羨ましい!
北投親水公園露天温泉「千禧湯」
台北市北投区中山路6号
入浴料:40元、子供・65歳以上 20元 ロッカー代: 20元 営業時間:5:30~7:30、8:00~10:00、10:30~13:00、13:30~16:00、16:30~19:00、19:30~22:00 (6回入替制)
定休日:旧正月
※水着着用必須、園内に販売有り。
北投温泉「瀧乃湯」で新体験
2月の台北旅では、台北市内からMRTで40分ほどの北投に一泊することに。
北投といえば台湾有数の温泉地。私たちは3カ所の浴場を楽しんで来ました。
まずは日本統治時代に建てられたという「瀧乃湯」。
もう110年くらいの歴史があるとか。外観からしてちょっと入るのに勇気いる感じ。
入湯料はひとり100元(約350円)。
泉質は強酸性硫鉱泉(pH1.2±0.2)、温度は44度前後。
お湯のなかに髪をつけてはいけないし、皮膚もこすってはいけない。
1回の入浴時間は3~5分で、多くても3回までというルールがあるらしい。
番台のおじちゃんに「熱いよ!?本当に大丈夫??」と真剣に心配された(脅された?)けど、こちらは温泉慣れしている日本人だよ!?大丈夫!!といわんばかりに堂々とお金を支払ったものの、女湯の暖簾をくぐるとかなり狭い脱衣室と、その奥の浴場の光景に息をのむ。
地元のおばちゃんたちが狭い浴場の中けっこうな人数居たが、湯船につかっている人はわずか。みんな椅子などに座って休憩していて、私たちが入っていくとこちらをジロりと見た。みんな肌が真っ赤だ。
無言でおばちゃんたちの間を抜けて脱衣場に向かう(洗い場の奥が脱衣場っていうか棚があるだけ)。ちょっとおろおろしていると、おばちゃんたちが片言の日本語と台湾訛りの中国語で指南してくれる。
洗い場の水道からは水しか出ないので、湯船のお湯を汲んでバケツで調整する。石けんなどの使用は不可、ほんと身体を流すだけ。髪をしっかり結んで・・・いざ湯船へ!
あああああっっつい!!!!!
あまりの熱さに片足の半分も入れないわたし。
おばちゃんたちの「いいから思い切り入りな!」の声を受けつも、片足つけては戻し、つけては戻し・・・とその時、友人がザブン!とお湯に全身入った!!と同時に今まで無言で見守っていたおばちゃんたちからも「おぉ〜!!」と歓声が。
これにはおもわず笑った。よくわからないけど一体感。
わたしも思い切って全身入ってみると・・・おや、意外と大丈夫!しかしちょっとでも身体を動かすと、全身が刺すように痛い!「いたたたたた!!!」と逃げるようにお湯から出る。地元のおばちゃん曰く、身体を動かすと痛いから、入ったらじっとして動いちゃだめなんだとか。
何とかだましだまし、短いけど3回ほど湯船に入った。妙な達成感と、最初は怖そうだったけど実はとびきり親切だったおばちゃんたちに感謝を伝え、笑顔で別れをつげた。
身体も温まって、妙な爽快感だったのだけれど、何よりおばちゃんたちとの裸の交流?で地元感を味わえたのが何とも言えない思い出。
なんともクセになる温泉「瀧乃湯」。日本に縁もあるし、北投に行ったら是非行ってほしいところです。
北投で泊まった宿はこちら。
北投温泉 瀧乃湯
6:30~21:00 無休
入浴料 100元
※2016.9.23現在、改装中との情報有り。
平溪天燈節(ランタン祭り)に行ってきた
2016年2月22日、毎年元宵節の日に行われている「天燈節(ランタン祭り)」を観に行ってきた。天燈節は何箇所かで行われているが、私が行ったのは台北からバスで1時間ほどのところにある平溪十分会場。
本当は打ち上げに参加したかったのだけれど、参加するためには朝早くから整理券貰うために列ばなければいけないらしい。私たちはほかに行きたいところもあったので(ちょっと遊び疲れてたってのもある)、打ち上げは諦めて観に行くだけってことにした。
MRT動物園駅からシャトルバスがたーくさん出ている。料金はたったの50元(帰りは無料)。
乗ったのは16時くらいだったからか、バスのなかは4組くらいしかいなかった。乗ったことないけど噂では電車はけっこう混むらしいので、シャトルバスで行くのは楽ちんでおすすめ。
ひたすら山道を走り、十分のあたりにつくと沢山のランタンがあがっていてちょっと興奮。
打ち上げまであまり時間はないものの、十分老街を見に行くことにする。
観光ですっかり有名な有料ランタン、全くやる予定なかったけど、本番に参加できないので記念で私たちもやることにした。たしか料金は1色150元くらい。
線路際で書くので、時々やってくる電車に気をつけつつ墨で4面書き上げる。
お店のお兄さんがテキパキ面倒みてくれて、私たちのスマホでばっちり写真と動画撮影(しかも上手)のサービスまでしてくれて、これで150元なんて安すぎる。
願いよ届け〜〜〜
そのあと老街で屋台食べてぶらぶら、ゆっくりランタン祭り会場へ行ったのですでに開始後だったけど、ちゃんと打ち上げ見れましたよ。でもかなり混雑。通行整理万全じゃないからUターンができなくてみんなぎゅうぎゅうで大変でした…。
ぎゅうぎゅうから抜け出たらあとはシャトルバスを待つだけ、お祭り途中で抜けたのもあり40分くらいでバスに乗れました。
印象的だったのはどこに行っても日本人がいたところ。だいぶ日本の観光客だらけだったな…。
あと、帰りのシャトルバス乗り込むときとか平溪のボランティアの人たちがハイタッチして「また来てね!」って言ってくれて嬉しかった。台湾らしくアットホームで、こういうところでまた来たいなって思っちゃうんだよね。
2016.2月台北旅〜Solo singer B&B
旅の最後に泊まったのは、台北駅から地下鉄(MRT)で30分ほどで行ける北投というところにある、「Solo Singer B&B」